矯正歯科
乳歯も永久歯も、正しい本数が正しい位置に生えてくるのが理想的なのですが、さまざまな原因で歯並びが不正な位置に生えてくることもあります(不正咬合)。
歯並びが良くないと、見た目が良くないだけでなく、歯の隙間に歯垢ができやすくなり、虫歯や歯周病の原因にもなります。
矯正治療は、このような不正咬合でお悩みの方を対象として、正しい歯並びへの治療を行い、日々の健康的な生活に結び付けていくことを目的としています。
矯正治療は専門的な技術が必要なのと、治療期間も長期にわたります。
当院では高い技術を持つ矯正医が定期的に来院し、治療に関するどんなことでも気軽に話し合いながら、適切に治療を行っていきます。
また矯正治療に関する相談も行っています。希望される方はお電話などで事前予約をお願いしております。
不正咬合(悪い歯並び)の代表的なものが、下のようなイラストですが、「出っ歯」や「受け口」など、お聞きになったものもあるかもしれません。
矯正専門医が診査め診断を行い、正しい歯並びにするための治療計画を提示し、患者さんが納得されてから治療に進みます。
【出っ歯(上顎前突)】 |
【受け口(下顎前突)】 |
【開咬】 |
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【叢生】 |
【空隙歯列】 |
矯正治療を始めようかと、お悩みの方へ
歯並びが心配なんだけれど、矯正治療を始めるのに抵抗があると思われている患者さんや親御さんもいらっしゃるかもしれません。
矯正治療を検討中の方(ご本人またはお子さんなど)でも、「金属の矯正装置は口に入れていると違和感が大きいのでは?」という心配です。
そのため、治療の一歩を踏み出せない方も多くいらっしゃいます。
人間の身体には適応力がありますから、最初「ワイヤーなどが入っていると、なんかしっくりこない」と違和感を感じる金属装置でも、だんだんと慣れていきます。
私ごとですが、実娘も現在矯正治療を行っています。
最初は装置が「慣れない」「煩わしい」と言っていましたが、3ヵ月経ち医院で治療時に装置を外した時に「装置が入っていない方が不安に感じた」と言っていました。
慣れてからは、違和感も薄れてきますので、ご心配なさらないでください。また医院でいろいろと相談していただければ、矯正医が解り易くお答えしますので、ご安心ください。
何歳までが矯正できるの?
矯正治療の対象年齢ですが、一般的に「お子さんのときに始めるもの」と思われていますが、矯正治療の基本である「歯根膜」という繊維(細胞組織)が健全であれば何歳でも治療は可能です。
矯正は歯根膜に人工的に軽い炎症を起こし、歯を適正な位置にずらしていきます。ただし、成人の治療の場合は歯を数本抜いて並べ治すこともあります。
なお矯正に使う治療器具は、金具(ブラケット)とワイヤーで行う一般的なものだけでなく、プラケットが透明な見えにくいものや、歯の裏側に取り付けて見えにくくする「リンガル矯正」、最新のワイヤーを使わないマウスピース矯正の「インビザライン」「プレオルソ」なども提供しています。
【ブラケット矯正】 |
【リンガル(舌側)矯正】 |
【マウスピース矯正】 |
【インプラント矯正】 |